シャインマスカットの保存方法を紹介します。
常温、冷蔵、冷凍と3パターンのシャインマスカットが長持ちする保存の仕方があります。
シャインマスカットは、普通のぶどうにはない独特の甘さが魅力で、特別なプレゼントやお取り寄せ商品、ふるさと納税のお返しでも人気です!
シャインマスカットは、ぶどうに比べてお値段が高いのも特徴です。
なるべく長い期間楽しみたいと思う方も多いと思います。
今回は、シャインマスカットの保存方法をリサーチしました。
シャインマスカットが一番長持ちする保存方法は冷凍保存でした。
それ以外の常温、冷蔵の保存法も紹介していますので参考にしてください。
常温でシャインマスカットの保存はダメ?
シャインマスカット狩りに行ったり、道の駅でシャインマスカットを箱買いしたりすると一度に食べきれないほどの量になります。
そんなとき食べる分だけ冷やして、あとは常温でシャインマスカットを取っておこうと思っていませんか。
シャインマスカットを常温で保存するときの注意ポイントを紹介します。
常温なら冷暗所で保存
店頭販売されているシャインマスカットは、常温で陳列されています。
なので、自宅でも常温保存は可能です。
しかし、常温だと日持ちしません。
常温の場合は、冷暗所で直射日光は避けるようにしてください。
裸のままではなく、ポリ袋や新聞紙に包むのがベストです。
新聞紙は、一度くしゃくしゃにしてから包み、シャインマスカットの実が傷つくのを防ぎましょう。
一番シンプル!シャインマスカットの冷蔵保存
シャインマスカットの賞味期限を長持ちさせるためには、常温より冷蔵保存がおすすめです。
冷蔵保存のやり方は、2種類あります。
- 一房のまま保存する方法
- 粒で保存する方法
一房のまま保存
- 袋やパックから取り出す
まずは、シャインマスカットを購入したときの袋やパックから取り出してください。 - 状態の悪い粒は外す
この時に、状態の悪い粒があったら、取り除いてしまいましょう。
そのままだとカビが発生するので、新鮮な粒にも影響が出てしまいます。 - 新聞紙とサランラップで包む
シャインマスカットを新聞とサランラップで包んでください。
新聞は、常温と同じように、くしゃくしゃにしたものを使いましょう。
サランラップは強く巻くのではなく、ふんわり甘いてください。
粒を房から外して保存
- 一粒ずつ取り外す
枝を少し残して、一粒ずつ取り外します。
手でちぎると、房から取れる時に実に穴が空いてしまうので、はさみを使ってください。
このとき状態の悪い粒があったら、その場で食べてしまいましょう。 - ジップロックに入れる
取り外した粒は、ジップロックに入れてください。
ジップロックがなければ、タッパーでも構いません。
枝がぶつかって実が傷つかないように入れなければならないので、ぎゅうぎゅう詰めにNG
余裕を持たせて、何ブロックかに分けましょう。
冷蔵保存のポイント
[box class=”box29″ title=”冷蔵保存の場合は水洗い不要”] シャインマスカットを水洗いしてから冷蔵庫に入れる人がいるのですが、その必要はありません。なぜかと言うと、「ブルーム」が落ちてしまうからです。
ブルームとは?
シャインマスカットに限らず、ぶどうの皮の表面には白い粉のようなものが付いています。
それがブルームです。
ブルームは、ぶどうの鮮度を保ってくれる成分でブドウから分泌されています。
冷蔵の前に水洗いすると、ブルームが落ちて賞味期限が短くなります。
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[box class=”box29″ title=”皮を剥く必要もなし”]
冷蔵保存するときに皮を剥く人がいますが、その必要はありません。
皮を剥くとすぐ酸化してしまうので、味が落ちてしまいます。
シャインマスカットは皮ごと食べられるので、皮を剥く必要はありません。
どうしても皮を剥きたい人は、食べる直前に剥きましょう。
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[box class=”box29″ title=”常温に戻して食べると甘みが増す”]
冷蔵保存したシャインマスカットを食べるときは、20分ぐらい常温に戻してから食べると甘みが強くなります。
ひんやりした食べ心地を好んでいる人は、冷蔵庫から出してすぐに食べても構いません。
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シャインマスカットは冷凍保存がベスト!
冷蔵保存と比べて、さらに長持ちさせたい方はシャインマスカットの冷凍保存を試してください。
冷凍保存のやり方
- 房から粒を取り外す
冷蔵保存と同じ要領で房から粒を取り外してください。
粒に穴を開けないように、枝を残しつつハサミでカットしましょう。 - 水洗い
冷蔵保存の場合は、水洗いしませんでしたが、冷凍のときは水洗いしてください。
汚れを落としておいた方が長持ちします。
水洗いした後の水分は、キッチンペーパーなどでやさしく拭き取ってください。
少し手間かもしれませんが、この方が解凍後のドリップ漏れがないので味をキープできます。 - 傷つかないように冷凍保存
粒をジップロックやタッパーに入れて、冷凍庫に保存してください。
枝で傷つかないように、重ねずに入れましょう。
ちなみに、タッパーよりジップロックを使った方が、後の使い勝手が良いと思います。
冷凍保存のポイント
[box class=”box29″ title=”再冷凍は厳禁”] 一度解凍したシャインマスカットは、再冷凍しないでください。品質が落ちてしまいますので、その味はもはやシャインマスカットではありません。
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[box class=”box29″ title=”半解凍して食べると美味しい”]
冷凍したシャインマスカットを食べるときに全解凍としても構いませんが、半解凍で食べるとシャーベット状になっておいしいです。
夏のおやつに最適なので、ぜひ試してみてください。
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[box class=”box29″ title=”冷凍すると皮が簡単にむける”]
シャインマスカットの皮を剥いて食べたい場合、生の状態で皮を剥くのは難しいのです。
でも、冷凍すると簡単に剥けます。
そのやり方は以下の通りです。
- 鍋にお湯を沸かす
- 10秒ほど茹でたらざるにあげる
- 流水にさらすとツルンと剥ける
シャインマスカットの保存期間
シャインマスカットの保存期間は、それぞれの方法によって違います。
一番シャインマスカットを長持ちさせる方法は、冷凍保存でした。
常温保存 | 常温したシャインマスカットの賞味期限は2~3日 |
冷蔵保存 | 房ごと冷蔵したときは、5日前後が目安 粒で保存した場合は、1週間前後 |
冷凍保存 | 冷凍したときの賞味期限は2週間~3週間 |
シャインマスカットの鮮度を保つ
シャインマスカットは、「安芸津21号」と「白南」の2つのぶどうの掛け合わせで生まれました。
2006年に品種登録されたまだ歴史の浅いブドウです。
- ぎっしりした一粒
シャインマスカットの一粒の重さは、10グラムほどあります、ぎっしりしていて、ハリがある黄緑色が特徴です。 - 上品な甘さが魅力的
シャインマスカットの糖度は20度前後になっていて、普通のブドウより甘いです。
砂糖のように甘いのではなく、上品な甘さになっているので、甘いものが苦手な人でも楽しめます。 - 高価
普通のブドウは、一房数百円で購入できますが、シャインマスカットは一房2000円前後します。
安いものでも、1000円から1500円ほどしますので、かなり高価です。 - シャインマスカットの選び方
美味しいシャインマスカットを選びたいなら、軸が青々しているものがおすすめです。
一粒がふくよかで、ハリがあればなおよし。
色は、黄色から黄緑が食べ頃です。
今回紹介した保存法でもシャインマスカット自体が腐りやすい果物なので早めに食べてください。
[list class=”list-raw”]
- 異臭がする
- カビが出ている
- 嫌な酸味がある
- 嫌な汁が出ている
- ぐにゃぐにゃしている
- 軸の部分が茶色に変色している
残念ですが、残ったシャインマスカットは捨ててしまいましょう。
今回は、シャインマスカットの保存の仕方をお届けしました。
シャインマスカットは、常温保存できなくはないですが、冷蔵庫や冷凍庫を使うと長持ちすることがわかりましたね。
せっかくの高価な買い物ですし、期間限定の贅沢品なので、上手に保存してなるべく長くシャインマスカットを楽しんでくださいね。